子どもが学校から帰ったら必ずすることがあります。
学校のノートのチェックです。
全ての教科を持って帰っているわけでは無いので、その日持って帰っているノートやプリント類です。
学校で何をやっているかを知りたいのではなく、何をどのように書いているかを見ます。
先生の板書をしているものもあれば、各自の意見を出し合うために書いていると思われるもの、観察した結果など。
テストであればその解答です。
今の子どもの状態がよくわかります。
誤字脱字、字の乱れ、文の書き方がおかしい(主語、述語の関係、助詞の使い方など)などキリがありません。
「ちゃんと書きなさい」では伝わりません。
「この書き方では何がダメだと思うか」
きちんと説明させます。
それができないと、結局また同じ間違えを繰り返します。意識付けは大切です。
大人からすると当たり前のことでも、子どもってちゃんとできていないものです。
当たり前のことをきちんとできるように教えるのは、親の役割だと思っています。
学校の先生ではありません、塾の先生でもありません。
ところが、家庭でそういう基本的なことを教わっていない子どもが多いように感じます。
成長した中学生、高校生を見ていると度々感じます。
ノートに書くと言うのは、様々な能力が必要です。
新しい単元に入る際に、必ず各教科ごとにノートを作ってもらいます。
大事な事を書き留めてもらうのですが、まぁかなりの個人差がでます。
まず、誤字脱字。これは、間違った理解を生みます。
人の話がちゃんと聞けていない場合もありますし、テキストを写すなどの場合はちゃんと見られていないという事です。人の話を聞く能力、読み取る能力が問われます。
図の形や、大小が無茶苦茶な場合は、空間把握能力が関係しています。
例えば、中学生になってもフリーハンドで立体図を描けない子どももいます。
(正確にいうと、空間把握能力は鍛えなければ伸びませんので年齢が上がるからといってその能力が鍛えられる訳ではありません。)
ノートを見ると、個人個人の頭の中、理解度がはっきりわかります。
つまり、小学生の間に最低限の基本的な事ができるようになっておかないと、中学生になって大変なことになります。
残念ながら、小学校の評価ではこの辺りが非常に見えにくくなっていると実感しています。
ですから、私たちのようなプロの出番がある訳なんですが。(笑)
寝屋川市や枚方市の小学校では3段階評価です。
「よくできた」の中でも幅があり、「よくできた」と「できた」にはかなり乖離があることをしっかり認識してください。
「できた」は「あまりできていない」と認識していただくのが妥当だと思います。
「がんばろう」は・・・
低学年のうちにしておくべき事、おわかりいただけましたでしょうか?
繰り返しになりますが、大変なこと、面倒だなと感じられるかもしれませんが、
今やっておかないと、近い将来もっと大変で面倒なことになります。
「これで大丈夫?」と気になられた方は、早いうちにご相談くださいね。