私が子供達と関わってほぼ40年になります。
当然、子供達は成長し社会でしっかり生きています。
卒業生のお母様にバッタリお会いした折に
「◯◯君(ちゃん)お元気ですか?」とお尋ねすると
「はい、お陰様で、先生!息子(娘)がいつも言うんです。誠学館で乗り切ったから、どんなしんどい事も乗り越えられる! 」と。
私はいつも内心「誠学館は精神修行場じゃないけどなぁ…」
「なんで皆んな似たような事を言うのかなぁ…?」不思議でした。
でも最近、なるほどと思う事が重ねてありました。
その一つが、某有名校に合格し、それぞれの道を歩み始めた2人の卒業生。
1人は早々と推薦を決め受験勉強を殆どせずに合格を
勝ち取りました。
かたやもう1人の生徒は、模試の判定も芳しく無い中
プレッシャーに押し潰されそうになりながら
志望校を下げる事なく最後まで戦い、合格を勝ち取りました。
その後の2人の人生…
大きく違って来たように感じます。
推薦で軽々合格を勝ち取った生徒は、何か上手くいか
ない事があるとすぐに方向転換します。
そこを乗り越えようとはしません。
いつも「こんな筈では無かった…」と。
耐えてひたすら頑張って合格を勝ち取った生徒は
今年、某有名企業に就職し社会人としてのスタートを切りました。
これからも社会での様々な困難を乗り越えて行ってくれる事と思っています。
人生には様々な節目があります。
受験は子供達が初めて自力で乗り越える試練だと思います。
生まれて初めての試練をしっかりと真正面から向き合って乗り越える。
目指す学校の偏差値の問題ではなく、合否の結果でもなく。
それぞれの子供が、自分の目標に向かって一生懸命頑張って乗り切る。
そう、乗り切る事!それが一番大切なことのように思います。
そして私達に出来ること。
子供達がうまく乗り切れるよう
そばで見守りながら支えること。
真の教育とは何か。
改めて子供達から学ばせて貰っている気がします。
⭐︎今日から幸ちゃん先生もブログを投稿します。
塾生の中には、私をヤング、ゆきちゃん先生をオールドと呼んでいます。
40年の指導の中での気づきを、私とはまた違う目線でお伝えできたらなと思います。