Home > 中高一貫コース > 自分で痛い目にあったらいいのか?

この時期中間テストの成績も返却され、いろんなご相談を受けますが・・・

定期テストの点数が上がらない一番の要因は、自己管理ができていない事。

数学で例を上げると・・・

1、学校の教科書の例題を毎日解くこと。

教科書例題はその下にわかりやすい解説があります。授業中に理解できていないはずです。いや、絶対理解出来ていません。

2、試験範囲の問題集もしくはプリントなど 最低2〜3周やる。

当たり前のことを、ちゃんとやれば定期テストなんて簡単に取れます。

その当たり前が出来ない。この負の積み重ねが今の状態です。

負のループに陥ったらそこから抜け出すことが大変です。

自己管理ができない=自分に甘い わけですから、自分で勉強できるはずがありません。

誰かにお尻を叩いてもらわないと出来ないようではお先真っ暗ですが、お尻を叩く人が居ない状況はもっと最悪です。

「一度自分で痛い目に合わないとわからない」という大人がいます。

それはそうなんです、おっしゃる通りですが・・・

その言葉を向ける相手のことを分かっていますか?

自分で痛い目に遭って、這い上がれるだけの能力を持ち合わせていますか?

それは学力ではありません、精神力です。

落ちぶれた自分を直視できますか?

自分はこんな人間じゃないと這い上がれるだけの精神力はありますか?

人は、失敗してそこから学んで成長します。

ただ、万人が成長するわけではありません。

成長する人は、「今の自分ではダメで、なんとかそこから抜け出したい」そういう気持ちをどこかに持っています。失敗は抜け出すきっかけでしかありません。

ですから、痛い目に遭ってもわからない人はわからない。

もう中学生なんだから自分で〇〇しなさいなんて考えないように。

自分のお子さんのことをよく見極めてください。