Home > 2022年合格体験記 同志社香里中学校

2021年9月に初めて誠学館にお世話になって以来、勉強のこと、生活のこと、体調のこと、親子関係まで・・・丸ごと面倒を見ていただきました。

娘は、小6の4月に受験を決めました。大手塾に通い始めましたが、基礎ができていない状態での勉強は厳しく、また親子ともに受験に対する甘えがありました。目先のテストと宿題をこなし、とりあえずの結果を出すことで、力が付いていると勘違いしていました。しかし、実力がないという現実は容赦なく、成績は思うように上がりませんでした。志望校の対策講座さえ受けられず、すがるような気持ちで誠学館にメールをしました。すぐに泉先生からお電話をいただき、過去問対策講座からスタート、その後、本科生として引き受けていただけることになったのです。

3科目で受験に挑むことになりましたが、得意なはずの国語もボロボロ、理科に至っては「真っ白だね!」と驚かれるほどでした。そんな状況でも、何をすべきか的確に指示してもらい、とにかくそれをこなすことで、試験当日には自信を持って取り組むことができるようになりました。

時に厳しいことも言われ「どうしよう」と泣きが入ることもありましたが、「合格のために自分は何を選ぶのか」常に問われ続けたことが、結果につながったのだと思います。また、授業内容や子どもの様子を連絡帳で報告してくださるだけでなく、子どもに聞かせにくいことはLINEや電話でしっかりサポートしていただき、その言葉に何度も助けられました。

中学受験のノウハウも、心構えもなかった私にとって、先生の言葉は本当に心強く、また耳の痛いことばかりでした。

10月に大手塾を辞め、誠学館だけに絞りました。ギリギリの時期にも関わらず、本腰の入らない私たち親子に、「塾が合わなかったのではなく、やり方が悪かったのだと思います。」「現実がわかっていないようです」などなど・・・率直に事実をお話ししてくださるのですが、それはできない理由を探して言い訳してきたことを、指摘されているように感じました。そんな自分の甘さをごまかすため、「頑張ってます!」とアピールしようと焦ってしまうことがありました。子どもに無理をさせてしまうのです。しかし、先生は娘の様子をよく見ていて、体調不良に気付くと「無理をさせないように」と何度も言ってくれました。(そもそも体調を崩さないようにするのが私の役目なのですが・・・)

また、やることは山ほどある中でも、娘の状況を見極め、気持ちに寄り添ってくれました。「先生のほうが私のことをわかってくれている」と娘に言われた時には、情けなく思うとともに、親以外に信頼できる大人に出会えたことをありがたく思いました。

〜思い出に残ったこと〜

12月後半〜受験日までは、学校を休んで塾に通い、塾10時間+宿題の毎日。そんな時にクリスマス会のお知らせがあり、少し意外に思いました。クリスマス会当日は、たくさんのプレゼントを持ち帰り、楽しかったと報告してくれました。いつもより「素の自分」も出すことができ、気持ちが和んだようです。久々の笑顔にホッとしました。もちろん、その日も授業はあり、メリハリが大切と痛感。気持ちもリフレッシュし、「あと少し、がんばろう!」と思える出来事でした。

試験前日、帰り際に「やれるだけのことはやりました。今日はもう何もしなくていいです。」と言っていただきました。言葉通りにのんびり過ごし、ホテル泊を楽しむ娘・・・それでも当日は心細く、学校にきてくださった先生方を見つけたときは、涙が出そうでした。円陣を組み、気合を入れると気持ちもほぐれました。おかげさまで、娘を信じて待つことができました。

〜先生への言葉〜

休む暇がない程お忙しい毎日だと思いますが、娘は「先生は楽しそう」と感じており、「一本筋の通ったブレない人」と思っています。そんな先生のことが大好きなので、自分も同じように頑張ろうとしているようです。実際、勉強、スポーツ、余暇と「やりたいことは全部やる!」とばかりに満喫しています。易きに流れて失敗することもありますが、目の前よりも少し先のことを意識して行動する様子を見ていると、「今何をすべきか」ということをしっかり教えて頂いたのだと改めて思います。

愛情を持って、時に厳しく接してくれる先生。その人のことを尊敬し、信頼している娘にとって本当に宝だと思っています。夫からは、私の一番の功績は、「誠学館を見つけたこと」と言われています。私たち家族にとって素晴らしいご縁があったことを感謝しております。これからも、どうぞよろしくお願い致します。